矢作川水源の森が危ない!

半世紀近く昔、先人達が苦労して植林したスギやヒノキの人工林が、今とても危険な状態になっています。
木材輸入の自由化や過疎化などにより林業が衰退し、森林に人の手が入らなくなったまま放置されています。
放置された人工林(放置林)は、混み過ぎて健全に成長できずひょろひょろのモヤシのような木になるばかりでなく、
太陽の光が地面に届かず下草が茂らないために、雨によって大切な土壌が流されてしまいます。そして、根がむき出しになり、地面の保水力も著しく低下してしまいます。
その結果がもたらすものは、・・・
大雨や大雪、台風などによって引き起こされる土砂崩れなどの「自然災害」なのです。
人が変われば、森が変わる
そんな現状を憂い、矢作川流域ではいくつかの森林ボランティアが活発に活動し、間伐などの森林整備を行っています。
「山の手入れを知らない素人山主さん」と森林ボランティアが交流・学習することで、「山仕事の心と技と楽しさ」を伝えていきたい。 そんな想いから、「矢作川水系森林ボランティア協議会」(通称「矢森協」)が発足しました。
「人が変われば、森が変わる」
基本さえ学べば素人でも山の手入れ、森づくりは可能です
私たちが変わったように、素人山主さんたち、そして、矢作川流域すべての人たちの意識が変わっていくことを願っています。